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老犬の心臓病でも、幸せにコントロール出来ましたよ

ム◯ちゃん、17歳を越えるご長寿犬でした、先日天寿を全うしました。

可愛い素直なお顔のワンちゃんでしょ

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今から、1年前に重い老犬病の一つの、心臓病で悪化し肺水腫という救急疾患で入院しました

すでに呼吸は止まりかけており、酸素室(ICU処置室)に入り救急薬、強心剤等により2日間でなんとか一般のお部屋に戻り、あとは元気で今年の初めまで飼い主様と過ごすことができました。

この子の病気はレントゲン検査、心電図検査、心エコー検査などを実施した結果、診断は僧帽弁閉鎖不全症のかなり末期の状態でした。

今は、このような老犬の心臓病を慢性変性性僧帽弁疾患(CDMD)と呼び、心臓のお薬や血圧を調整する薬とかで内科的に治療する場合や、ケースによっては手術で治療する症例も増えてきています。

大事なのは7歳以上の犬をお持ちの飼い主様はヒトと同じく早期発見のために動物病院で心臓の健康診断を受けられてください。

『うちの子は元気だからとか、ご飯もよく食べているから』だとしても意外と、心臓は無理をしているかもしれません

まずは簡単な検査からでも良いんです、そうですやはり大事な検査は、人間と同じ血圧測定です。

ただこれが意外と難しいのですよね

それは特に犬や猫は私達ヒトと違い、血圧の測定が病院ではなかなかルーチンには出来ません(理由は怖がったり、興奮したりして正確な血圧の測定が出来難いためです。)

幸いこの子は、当院でわんわんドッグみたいに半日お預かりして、血圧測定から開始し、この子にあったお薬を選択することができ、あとは飼い主様の懸命の看護治療(心臓薬の内服並びに心臓病専用のドックフードの継続)で QOL(生活の質)を落とさないで長生きできたんです

皆様のワンちゃんたちも老犬病に注意しましょう